またまた久しぶりの投稿になってしまいましたね。


今回は、nanaの録音する時の音量(レベル)について参考していただきと思って記事にしました。
少し難しい理論がありますので、なんとなくそんなものかと読んでいただけたらと思います。

公式では、録音時のレベルメーターが赤色に入らないようにとなっていますので、レベル的には-6となります。

録音画面


本来、0まで録音できるのに-6までというのは、音響的に言えば、単に0から6を引いた数ではなく、0は0db、-6は、-6dbとなります。
dbというのは対数で、-6dbは、0の音量の半分になってしまいます。
なので、本来録音できる最大音量の半分になってしまいます。

それでは、0dbで録音すれば良いのではと考えられますが、デジタル録音の場合は0を越えるとクリッピングといってノイズになるのです。
なので、nanaの録音画面は0までしか目盛りが刻まれていないので、0を越えたかどうか目視できませんので、0まで少し余裕を持たせた録音がベストだと思います。

それで、-6がベストかというと、先ほどお話ししたとおり、最大音量の半分となり、ただ単に音の大きさが半分になること以外に、色々と問題が出てきます。
この問題については、後ほど…

また、nanaは伴奏と歌のコラボかメインですので、伴奏を0で投稿すると、歌が入ると0を越えてしまう恐れがあります。
しかし、-6にすると小さすぎるということですので、その中間の-3にすることによって、歌のコラボの録音レベルも、この-3付近にすることによって、コラボ全体の音量が0に近づくことになりベストではないかと私は考えています。

実際に-3というのは-3dbから、0dbの約70パーセントですので、30パーセントのマージンがあることになりますので、歌入れの録音レベルも-3前後で入れれば0を越えることはないと思います。

最近、DTMのコミュニティーでも、伴奏投稿時は-3がベストではないかという話題になっていて、投稿するソースにもよりますが、私も-3がベストだと思っています。
実際に、私が制作したDTM音源を-6、-3、0の3種類で投稿してみたので聴いてみてください。

まずは、0です。
https://nana-music.com/sounds/02e7b4d9/

次に-6です。
https://nana-music.com/sounds/02e7b181/

0比べると小さいですよね。

最後に-3です。
https://nana-music.com/sounds/02e7b0df/

小さくもないし、クリッピングするような大きさでもない、歌が入るとちょうど良いかなという感じですよね。


さて、ここでなぜ小さく録音したら音質的にダメなのかという説明をします。

デジタル録音は、音を0と1のデジタルデータに変換して保存(録音)します。

この変換の時に、音量(音の大きさ)と音程(音の周波数)のアナログデーター(波形)をデジタルデータに変換しますが、この時に、たとえばCDの場合は、16bit、44.1khzという規格で変換します。

16bitは、音量を2の16乗~65,536の細かさに分けて数値化します。
44.1khzは、時間軸で1秒間を44,100に分割して数値化します。

つまり、44,100分の1秒の時の音の大きさを65,536に細分化します。

イメージとしては、1秒間の音を
縦が65,536目盛り、横が44,100目盛りの細かいマス目の方眼紙に記録するのと同じことになります。

なぜ、そのことと音の大きさが関係あるのかというと、音を大きく録音すると言うことは、方眼紙いっぱいを使って録音するとこになり、それだけ1秒間の音を細かく録音できます。

ところが、-6になると0の半分ですから、縦が32,768等分しかできないんです。
つまり、音の解像度も厳密ではありませんが、2分の1以下になる可能性があると言うことです。

そして、大きく録音すれば、聴く時に音量を適度に下げて聴くと思いますが、小さい場合は、解像度が低い状態の粗い音を拡大することになり、大きい音を小さくするよりも、音質が悪くなります。

また、よく歌を小さく録音してしまったため、投稿時の調整バーを右にスライドさせて、歌を大きくするとともに伴奏を小さくして投稿される方がいますが、これも実はNGで、環境的に大きく録音できない方はやむを得ませんが、できるだけ適正レベルの音で録音された方がベストです。

さて、これをイメージで説明すると

まず、伴奏を録音します。
伴奏
伴奏の「ばん」です。あくまでもイメージです(^_^;)

次にこれに見合う歌を録音します。
歌バン1-1

字は酷いですが(^_^;)良いバランスですね。

次に、歌を小さく録音してしまった場合のイメージです。
歌バン2-2


あらら、バランスが悪いので、投稿時にスライダーを右に動かし、歌を大きく、伴奏を小さくします。
歌バン3-1
これで、大きさのバランスがとれましたが、うたの解像度が低いために輪郭のギザギザが目立つようになったのと、黒い点はノイズですが、歌を大きくしたために、一緒にノイズも大きくなってしまいました。
また、文字の太さのバランスも崩れてますね。

投稿する時の歌と伴奏の大きさの調整をしましたが、これで問題が解決したわけではなく、音量調整のスライダーを右に動かしても、一番最初のベストバランスで録音したものよりも全体的に小さくなってしまいましたよね。

そこで、このコラボを聴く人は、音量を上げて聴くことになります。
音量を上げると
歌バン4


さらに、歌のギザギザとノイズが激しくなり、伴奏のギザギザも目立つようになり、コラボ全体のバランスや音質が悪くなることが分かります。

つまり、歌も伴奏も最初から適切な大きさで録音しなければ、最終目的であるコラボを聴いてもらう時に、バランスや音質が悪いコラボを聴かせてしまうと言うことになるのです。

このことから、できるだけ良い音の状態で、コラボを聴いて欲しいという方は参考にしていただけたらと思います。

今回は、録音する時の音量ついてのお話でした。

それでは、また…