あたらしいnanaの使い方〜下準備編 : 弾き語りおやじの独り言 (blog.jp)
前回「サウンドの検索、ブックマークに追加編」
あたらしいnanaの使い方〜サウンドの検索・ブックマークに追加編 : 弾き語りおやじの独り言 (blog.jp)
に続いて今回は、いよいよコラボを録音して投稿する方法です。
最後にエフェクトのことも少しだけ書いています。
なお、この記事は2023年7月15日現在の「あたらしいnana バージョン:5.1.0(69)」に基づいて書いていますので、今後、この記事とは異なる機能が追加されたり仕様が変更になることも考えられますので、その件についてご了承ください。
なお、本記事に基づく録音などの行為は、あくまでも自己責任でお願いします。
⚫️ コラボサウンドの選択〜録音画面の表示
まずは、前回編でブックマークしたサウンド一覧画面からコラボしたいサウンドをタップします。
ブックマークしたサウンドの表示は、前回の「サウンドの検索、ブックマークに追加編」を参考にしてください。
タップすると「このサウンドにコラボする」と表示されますので、それを選択します。
選択すると少し時間はかかりますが(数秒)録音画面に変わります。
すでにコラボしたいサウンドを開いている場合は、画面下にあるマイクのアイコンをタップしても同じように録音画面に移動することができます。
録音画面に移動します。
⚫️ 録音の開始
録音画面に変わったら、あとは下の録音ボタン🔴をタップするだけで録音が開始されます。
録音を停止したい場合は、停止ボタン🟥をタップします。
⚫️ 録音位置の調整
旧アプリにあった録音開始位置メニューの「この再生位置から」は、
あたらしいアプリでも可能で、
好きな位置から録音することができます。
任意の場所から録音したい場合は、録音画面を左にスワイプすると録音開始位置を移動させることができます。
移動→再生して位置確認を繰り返しながら、リードやハモリを歌うのに入りやすい位置まで移動させます。
入りやすい位置で停止させ、
その位置で録音ボタンを押して録音します。
この段階でコラボ録音が終了した場合は、下の「⚫️ リバーブ(パン&空間エフェクト)をかける」や「⚫️サウンドの投稿」を参考にしてエフェクトをかけて投稿しましょう。
⚫️ 録音の一部やり直し
旧アプリで録音した場合は、録音の一部を失敗したり録音内容が気に入らない場合は、最初から全部録音をし直さなければなりませんでしたが、あたらしいnanaでは、録音の部分的なやり直しができます。
例えば、録音していてAメロの最後の所で
歌詞を間違えたとか
ちょっとピッチが外れちゃったとか
歌い方が気に入らないとか
の場合は、一旦録音を停止します。
次に録音したサウンドをタップして選択します。
選択すると録音したサウンドの長さを調整することができるようになります。
※ サウンドをタップするとサウンドの表示が、これから
この表示に変わります。
この状態で再生しながら録り直したい部分の前の位置まで録音サウンドを短くトリミングします。
次に、再録音しやすい位置まで録音開始位置を移動します。
再録音の位置が決まったら、
この画面を一度タップして録音画面に戻し、録音ボタンを押して録音し直します。
再録音を開始すると、最初のサウンドの下のトラックに再録音のサウンドが記録されます。
再録音が終わったら録音停止ボタンを押して録音を止めます。
次に、再録音のサウンドをタップしてサウンドの長さを調整出来る状態にして、録音開始部分などの無音部分をトリミングします。
これは、無音部分にノイズが入ったりすることがあるためで、不必要な部分は出来る限りトリミングしましょう。
トリミングが終わったら画面をタップして録音画面に戻ります。
ト
録音の一部やり直しは、終わりの部分だけではなく、録音開始位置からもできます。
ところで最初の録音開始位置から再録音すると、最初の録音サウンドと同じトラックの上に上書きされるように再録音サウンドが表示され
あ〜っ!😱
と焦りますが、安心してください!
そのまま録音をつづけ、録音が終わっり停止ボタンを押すと、最初の録音サウンドが一段下がり、再録音サウンドがその上に記録されてます👌
⚫️ ハモリを入れる
部分修正の応用で、ハモリを入れる場合は、コラボしたいサウンドを再生しながら、ハモリを入れたい位置の前の入りやすい位置に録音位置を決めます。
決まったら録音ボタンを押してハモリを録音します。
ここでも不必要な部分はトリミングしましょう。
この機能を活用すれば、Aメロ、Bメロ、サビと分けるなど、分割録音することが可能です。
⚫️ サウンドの投稿
録音が終わり空間系のエフェクト(次項で説明します。)が掛け終わったら、いよいよ投稿です。
録音画面の右上のマークをタップします。
投稿画面が表示されますので、タイトル、キャプションを書きます。
キャプションの下にあるクレジットタイトルは、旧nanaのパートに当たります。
クレジットタイトルをタップするとパートメニューが表示されますので、該当するパートを選択します。
パートを選択した後は、プレミアムユーザーの方は左下の地球マークをタップすると
「公開」、「シークレット」が選択できます。
そして最後に「送信」ボタンを押してサウンドを投稿します。
これで投稿は完了です👍
⚫️ リバーブ(パン&空間エフェクト)をかける
さてコラボ最後の仕上げは、お決まりのパンの調整と空間系エフェクト掛けです。
あたらしいnanaでは、たくさんのエフェクトがようされてますが、全部は紹介しきれませんので、とりあえずリードやハモリと言った歌ものに最低限必要なパンの調整とリバーブ(空間エフェクト)の説明をします。
ここで厄介な問題があるのですが、あたらしいnanaでは、各エフェクトのパラメータ設定項目が多く、また項目名を見ても
これ何のパラメータ?
と言うのもあります。
そこで、その調整項目を一応説明しますが、一部の調整だけでもリバーブはかかりますのでご心配なく。
まずは、エフェクトメニューの表示方法です。
上の説明で気付いた方もいると思いますが、エフェクトを掛けたいサウンドをタップすると下にエフェクトメニューが表示されます。
パンは右にありますのでタップして選択します。
次に調整画面が表示されますので、上のパンの項目でサウンド(リードやハモリ)の左右の位置を決め、下のボリューム項目で鳴らすサウンドの大きさを調整します。
当然リードの場合は、パンの調整の必要はないので、ボリュームのみの調整でいいと思います。
次に、リバーブ掛けです。
エフェクトメニューの画面を右にスワイプすると空間系が表示されます。
空間系をタップして選択すると空間系のメニューが表示されます。
見慣れた3つのエフェクトが表示されてますね。
ここで掛けたいリバーブを選択すると厄介なパラメータ調整画面に変わります。
さて、面倒なパラメーターを調整したくない人は、
LowEQ Frequency=200.00
LowEQ Gain=-18.00
だけ設定して
一番下のDryWetでかかり具合を調整しましょう。
一番下のDryWetの調整は、旧アプリのこの調節画面と同じ機能です。
それでは、リバーブの各調整項目について説明します。
最初のReverb Typeは、通常はroom、hall、charchなどのリバーブの種類をいうのですが、ここではおそらく選択したリバーブの種類から、もう少し広い空間にしたいとか、広すぎるから狭くしたいと言う場合に調整しますが、よく分からない方は、そのまま初期値で良いと思います。
次のInput Trimは、エフェクトを掛けたいサウンドの入力レベルの大きさをどのくらいにするのかと言う項目で、ここも分からない方はそのままで…
チャレンジしたい方は、スライダーを動かして、音がどのように変化するのかを聴きながら調整してみてください。
次に、その下の項目です。
HighEQ Frequencyは、その下のHighEQ Gainの調整をどの高さで掛けるのかという項目です。
例えば、女性ボーカルの場合は1,000hzあたりが聞かせるのに重要な周波数なので、HighEQ Frequencyを1,000にしてHighEQ Gainを少し上げてやれば目立つようになるはずですが…チャレンジャーの方は自己責任で挑戦してみてください。
チャレンジャー以外の方は、初期設定のままスルーしましょう。
次のLowEQ FrequencyとLowEQ Gainは、是非調整してください。
通常、低音はタイトに鳴らすため低音にはできるだけリバーブをかけたくありません。
低音にリバーブをかけるとブォ~ンブォ~ンと低音が響いて他の音に被ってしまいますので、狙って効果音的にかける場合を除いて、ここの項目は2つとも一番左までスライダーを移動させて、
LowEQ Frequency=200.00
LowEQ Gain=-18.00
にしてください。
次の項目ですが、
PreDelay Timeは、原音が鳴ってからどのくらいでリバーブの最初の反響音がなり始めるかという時間で
通常は40~60の間で設定します。
PreDelay Thurは…実は初めて見るパラメーターで、ググっても出てこないので、ここはスルーして初期値で行きましょう。
次の項目は
High Dampもちょっと難しいのですが、リバーブは初期反響音が鳴った後に少しずつ減衰していく減衰音が鳴るのですが、この減衰音をどこの音の高さで切るのかという設定で、数値を上げるほど空間が広く聞こえますが、ここも初期値でOKだと思います。
Reverb Timeは、リバーブが鳴っている時間の長さです。
ここも初期値でいいと思います。
長くすると次の音にリバーブが被り不協和音になってしまう可能性がありますので注意しましょう。
逆に、録音した歌にリバーブを掛けて不協和音に聞こえる場合は、Reverb Timeを短くしてやると解消される可能性があります。
あくまでも可能性ですが…
次の項目です。
Blend Wet、Blend Dryは、どのくらいリバーブ音や原音を鳴らすかという数値ですが、ここも初期値でスルーして、最後のDryWetでかかり具合を調整したほうが良いと思います。
上で書きましたが、このDryWetの調整は旧アプリのエフェクトの調整画面と同じ機能です。
このほかにも、エフェクトメニューの中の「スタイル」では、イコライザーやコンプレッサーも用意されていて、DAWを使っている方はおなじみのエフェクトなのですが、使ったことのない方には、少々ハードルが高いです。
ボーカルにイコライザーを掛けるのを一つをとってみても、その人の声の質によって聴きながらEQポイントを探りながらかけなければなりません。
コンプレッサー至っては、DTMをやっている方でも、よく理解されていない方が多い奥の深いエフェクトです。
使い方に慣れている方以外はスルーでよいと思います。
ただ、nanaの楽しみ方の一つとして、このエフェクトを色々と試して楽しむのはありだと思いますので、チャレンジャーの方は挑戦してみてください。
簡単ですが、今回はあたらしいnanaでサウンドにコラボする方法について書いてみました。