弾き語りおやじの独り言

iphoneアプリ「nana」のことやDTMのことなど徒然に・・

素敵なnanaユーザーさんの音源を動画化しました。
https://youtu.be/WVQ8yQ9zblk
https://youtu.be/b9wIFWl7rYs

録音環境

前回のMic Roomの記事で音源を公開していましたが、

http://nana-hikigatarioyaji.blog.jp/archives/45250302.html

オーディオインターフェィス側でローカット(低い周波数帯域をカット)していたため、少し音が変わってしまい、今回改めて、再テストをしました。

まず、今回のテストでは、iPhoneをマイク代わりにして、iPhoneの音声出力をアナログでオーディオインターフェイスに接続し、iPadで起動したnanaに録音してみました。

順番は

音→iPhone(Mic Room)→アナログケーブル→オーディオインターフェィス→USBケーブル→カメラアダプター→iPad(nana)

です。

まずは、iPhoneとオーディオインターフェィスを接続したケーブルですが、
標準ステレオプラグ→標準モノラルプラグ×2
です。
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このケーブルは、ステレオ信号を左右のモノラル信号に変換するケーブルです。
ステレオプラグ側をiPhoneに接続して音声を出力するのですが、見ておわかりのとおり、標準プラグだと大きくてiPhoneに接続できないため、iPhoneのイヤフォン端子と同じ大きさのステレオミニプラグに変換するアダプターを接続します。
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そして、iPhoneのイヤフォン端子に接続します。

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そして、このケーブルの反対側のモノラルプラグをオーディオインターフェィスに接続するのですが、Mic Rommの音声出力はモノラルなので、赤色(右側の音)と白色(左側の音)の両方接続しても意味がありません。
通常モノラル出力の場合白色(左側の音)のプラグだけを接続します。
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ちなみに、nanaもモノラル音声なので、赤と白の両方を接続してもステレオ録音はできず、通常は白のプラグだけを接続します。

次に、オーディオインターフェィスとiPadをカメラアダプターを装着したUSBケーブルで接続します。
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さて、今回の録音環境ですが、普段使っているaudio-technicaのマイクフォルダーの上にiPhoneを置き、iPhoneの内蔵マイクに直接息がかかりポップノイズが出ないよう、ポップガードを装着して、録音しました。
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見ていただくと分かると思いますが、通常録音する時は、iPhoneではなく、ここにはコンデンサーマイクがあり、そのマイクとオーディオインターフェィスを接続して録音しています。
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なので、今回は、Mic Roomを起動したiPhoneをコンデンサーマイクにして録音したと言うことです。

今回の録音ソースは、私の下手くそなギターの弾き語りですので、弾き語りを聴かないで音だけを聴いて比較して欲しい手思います。

1 まずは、単純にiPhoneの内蔵マイクだけで録音したものです。
http://hibari.nana-music.com/w/player/00b438d9/

2 次にMic Roomを起ち上げたiPhoneで録音したものです。
使ったモデルはCondenser 87で、ノイマンU87のエミュレーションです。
現在amazonで348,000円の値段が付いている高級コンデンサーマイクです。
http://hibari.nana-music.com/w/player/00b4307c/

3 最後に、参考まで私が普段使っているコンデンサーマイク(audio-technica AT-4040)とオーディオインターフェィスで録音したものです。
http://hibari.nana-music.com/w/player/00b3da89/

いかがでしょうか?
1と2は、Mic Roomを使っているかどうかの違いで、両方ともiPhoneの内蔵マイクを使用しています。
聞き比べるとMic Roomを使っている2の方が中音域がうっすらと豊かに鳴っていますね。

音は好みによって善し悪しが決まるのですが、私個人的にはMic Roomの音は意外と使えるなという感じがします。
ただ、nanaでMic Roomを使用して録音するためには、Mic Room用のiOS端末とnana用のiOS端末、それとiOS端末で使用できるオーディオインターフェイスが必要です。
nanaがaudio bus対応になれば、1台のiPhoneでMic Roomを使用しながらnanaに録音することができるのですが、手軽に録音できることが売りのnanaですので、期待はできないかな…

それでは、また…

先日IK MultimediaからMic RoomというiOSのアプリがリリースされ、
http://www.ikmultimedia.com/jp/products/microomios/
とても気になっていたので、Free版ですがnanaでテストしてみました。

Mic Roomを簡単に説明すると、マイクシミュレーターといって、たとえばiPhoneの内蔵マイクから入力された音がアプリで高性能なマイクの音に変換してくれるものです。

このMic Rommですが、Free版でもダイナミックマイク1本とコンデンサーマイク1本の合計2本が使えます。
コンデンサーマイク1本は、アプリのユーザー登録をすると使用可能になります。

今回私が選んだコンデンサーマイクは、Neumann® U87という、おそらく録音スタジオにこのマイクがないところはないくらいスタンダードかつ高額なマイクで、私のようなアマチュア宅録をやっている者にとっては高嶺の花といってもおかしくない、コンデンサーマイクです。

正直、このマイクで録音するとどんな音になるのか聞いたことがないので、わかりませんが…(^_^;)、とりあえずiPhoneの内蔵マイクと比較してみました。

…ここで問題なのですが、このMic Roomは、Inter-App Audioと言って、アプリ間のオーディオデータのやりとりができる機能を持っていますが、肝心のnanaがこの機能がなく、iPhone1台では使用することができません。
ちなみに、ガレージバンドはこの機能を持っています。

それでは、実際にnanaで使用するためにはどうしたらいいのかというと、

マイク用のiPhone又はiPad
とnana用のiPhone又はiPadの計2台iOS端末
それと、iOS端末用のオーディオインターフェィス
オーディオケーブル(Mic RoomのiPhoneとオーディオインターフェィスを接続)
標準ステレオ→ミニステレオ変換プラグ

が必要になります。

実際にはこんな順番に接続します。

1

これをオーディオインターフェィスに接続したらこんな感じです。
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Mic Roomを立ち上げたiPhoneをマイクの代わりにオーディオインターフェィスに接続します。
そして、このオーディオインターフェィスにnanaを立ち上げたiPadを接続します。
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音の入力される順番は

歌、または演奏→Mic Room(iPhone)→オーディオインターフェィス→nana(2台目のiPhone又はiPad)
となります。
つまり、Mic Roomを立ち上げたiPhoneが仮想コンデンサーマイクになると言うことです。

それでは、この接続でnanaでテスト録音をしてみます。

録音ソースは私のボーカルで、ギター伴奏に歌でコラボしたものです。

※ テスト録音で練習なしの一発録音ですので、歌が下手だという突っ込みはなしにしましょうね。m(_ _)m

まずは、iPhone6の内蔵マイクの音源です。
http://hibari.nana-music.com/w/player/007e5f0e/

続いて、Mic Roomを使用した音源です。
http://hibari.nana-music.com/w/player/007e5dab/

いかがでしょうか、音にはそれぞれ好みがあるのですが、客観的に聴いてもiPhone6内蔵マイクは音がこもり気味ですが、Mic Roomを使用した方は、アナログ感が半端ない倍音たっぷりの抜けた音ですね。


※音が抜け過ぎているので、オーディオインターフェースを見てみるとやはりローカットしていました。
後日再テストする予定です。

※ 再テストした記事は、こちらです。
http://nana-hikigatarioyaji.blog.jp/archives/46422213.html

完全な私の好みの音です。

正直、ここまで音が変わるとは想像していませんでした。
はっきり言って、これは使えます。

Full版が960円でさらに標準で使用できるマイク以外は課金が必要ですが、私は、このFree版でも十分満足しています。
できれば、あとAKG414が欲しいかな~(^_^;)

現時点では、nanaで、このMic Roomを使用するには、iOS端末が2台とオーディオインターフェィスが必要で、あまりにも今のnanaでは一般的な環境ではありませんが、価値は十分にあると思います。

nanaがInter-App Audio対応になれば、iPhone1台でこの機能が使えるようになるので是非対応して欲しいですね。
…と言いながら、今の流れでは対応にはならないでしょうね。

それでは、また。

先日、nanaでオーディオインターフェイスとコンデンサーマイクを使って歌のコラボを投稿されている方がいました。
プロフィールやコメント欄を見とる、オーディオインターフェィスは、中級機種とまではいきませんが、初級機としてはまずまずの機種でした。
コンデンサーマイクも入門用のマイクでしたが、フラットな特性の癖のないマイクを使用されていました。

ところが、投稿を聴かせていただくと…?
明らかに音がこもっていて、男性の方で比較的よい声をされていたので、とてももったいないと思いました。

コメント欄を見とる、「良い音で録音できた」と書かれていて、確かにiPhoneの内蔵マイクよりは、音の密度があって中音域も豊かでしたが、低音が出すぎでした。

もともとフラットな特性のマイクですから、おそらくマイクに近づき過ぎて、近接効果が出ていたと思います。
そのマイクは、ローカットの機能がついているので、その機能を働かせれば良かったのにと思いました。

私も、初めてコンデンサーマイクを使って録音したときは、その音のクリアさや音の密度の濃さに驚きましたが、何度も録音やDAWでミックスをして低音域のカットの大切さを知りました。

おそらく、自分で良い音であると思っているうちは、その方に今の状況を説明しても納得はされないと思います。
結局は自分で気づくしかないです。

良い機材は、その機能を活かしきって、初めて良い音が出せるモノだと思います…が、もう一つ大切なことは録音ソースです。

○ 良い機材
○ 機材を活用する知識
○ 良い録音ソース
が必要なのです。

この関係はとても重要で、良い機材、活用する知識が備わってくると、もっと良い録音ソース、つまり良い演奏、良い歌にしなければと練習をします。

すると次に、練習して上達した自分の演奏、歌をもっと良い音で録りたいと、録音技術を勉強するわけで、好循環が生まれます。

すべての人にというわけではありませんが、今よりももっと上手く歌いたいとか、演奏したいと思っている方、そしてその演奏や歌を良い音で録音したいという方がいましたら、参考にしてみてください。
低域カットについては、また後日記事にしてみようと思ってます。
それでは、また…

先日ご紹介した、新しいオーディオインターフェイスの
Stienbelg  UR242
ですが、
http://nana-hikigatarioyaji.blog.jp/archives/44263016.html

録音するときにリバーブ機能が使えないと書いたのですが、メーカーの商品紹介のホームページをよく見ると、単体でDSP機能を使用したときは、リバーブは掛け録りできないと書いてありました…(^_^;)
小さい字だったので見落としてしまいました。
ちょっと残念です。

ただ、残りのコンプレッサーとEQは掛け録りができるので、これだけでも値はあると思っています。
方法は、事前にPCかiPadに接続して、オーディオインターフェイスのミキサーアプリを立ち上げ、チャンネルストリップスの画面を開きます。

こんな画面です。
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ここで、オーディオインターフェイスにマイクとヘッドフォンを接続して、音をモニターしながら、自分の好みの音に設定します。
設定が終わると、iPhoneに接続し直して、nanaを立ち上げて録音します。
実は、このオーディオインターフェィスは、DSPの設定をすると記憶するらしく、接続し直しても設定は持続しているようです。

コンプレッサーは、読んで字の通り、圧縮する機能があります。
これは音のピークを整える機能があって、実際の音楽制作現場では必須アイテムになっています。
使い方は、慣れが必要ですが、使えるようなるととても便利なツールです。
そして音のピークを整える機能ばかりではなく、コンプレッサーの種類によって、音に色が着くので、いろいろと調整しながら、自分の好みの色づけができるようになります。

EQは、音の周波数の一部分を上げたりカットしたりして、伴奏の音となじむように整えます。

あくまでも一般的な話ですが、伴奏とコラボするときに、声が伴奏とかぶって声が抜けて聞こえないときは、500~2Kあたりと、9kあたりをブーストするといいかもしれません。
特に、ピアノやアコギはボーカルの周波数帯と被る部分があって、本来は伴奏の方をカットするのですが、nanaではそれができないので、音が割れない程度にボーカルのおいしいところをブーストすることができます。

ただ、コンプレッサーもEQも音の調整機能はありますが、けして演奏や歌がうまく聞こえる機能はありませんので、誤解のないように願います。(^_^;)

さて、私が普段音楽制作で使っているPCのソフトは、Cubaseというソフトで、昨年新バージョンが発売されていましたが、私はしばらく旧バージョンで使っていました。

それが昨日、ようやくバージョンアップしてみました。
新バージョンは動きがかなり軽くなっていて、音も心なしか良くなった気がしています。
昨夜、以前の音源をミックスし直して、投稿したのですが、おっ!と思うくらいの変化です。

これから少しずつ、以前の音源の中から、ピックアップして、再投稿していこうかな~と思っています。

それでは、また…

今回は、新しいオーディオインターフェイスを手に入れましたので、これまで使用していたインターフェイスとの比較をしてみました。

今回手に入れたオーディオインターフェイスは、SteinbergというメーカーのUR242というものです。

メーカーページはこちらです。
http://japan.steinberg.net/jp/products/hardware/ur_series/lineup/ur242.html

Steibergのオーディオインターフェイスは、ほぼ中身はYAMAHA製で、最近はこの一つ下のグレードの機種が人気があり、今注文しても6月納期らしいです。
お店の人に聞いても、この価格のクラスで比べるとここのオーディオインターフェイスは、ひとつ頭が抜けているとのことでした。

特に、今回手に入れたオーディオインターフェイスはDSPを内蔵していて、オーディオインターフェイス自体でリバーブやコンプ、イコライザーなどのエフェクトがかけられます。

それでは、早速、これまで使用していたRolandのUA-22(DUO CAPTURE EX)とnanaで録音する時の音の違いを比較してみましょう。
今回は、ギターの弾き語りを録音してみました。

使用したマイクはオーディオテクニカのAT4040というコンデンサーマイクで、私がnanaでギターを録音するときに使用しているマイクです。


まずは、RolandのUA-22(DUO CAPTURE EX)です。
ua22

nanaの音源です。
http://hibari.nana-music.com/wp/0062483c/

次に、SteinbergのUR242です。
ur242

nanaの音源です。
http://hibari.nana-music.com/wp/0062493f/

聞き比べるとそれぞれの音に特徴がありますね。
SteinbergのUR242の方が、低音が押さえられていてスッキリと抜けがよいような気がします。
もちろん、マイクのハイパースフィルターを入れれば、Rolandの方も低音を抑えることができます。
どちらかというと、癖のないナチュラルな音で録音できる機種だと思います。

この辺の音の違いは好みがありますが、もともと低音は小さい音でも音圧が上がってしまい、音割れの原因になることもあるので、できればスッキリとカットしたい音域です。

さて肝心のエフェクトですが、コントロールはiPhoneからはすることができず、PCかiPadのアプリを立ち上げて、調整するようになっています。

実際にiPadにアプリを入れて、リバーブを調整して、電源はそのままで、iPadからiPhoneに接続し直し、nanaを立ち上げ、録音画面のモニターではエフェクトがかかった状態で聞こえます。
やった~と思い、いざ録音してみると録音したサウンドにエフェクトがかかっていません。
このあたりは、nanaの仕様なのでしょうか、原因は不明です。

そういえば、以前のバージョンではLine6のSonic Portでコラボ時のモニターができたのですが、新バージョンになってから録音はできるもののモニターができなくなり、事実上このインターフェイスを使ってコラボできなくなりました。

私は、あまり深いリバーブをかけるのが嫌いなので、nanaのリバーブは使っていません。
リバーブをかけると、ぱっと聞いたところは音が響いてきれいに聞こえますが、リバーブが深いと音の輪郭がぼやけるし、音が後ろに下がってしまうからで、ハモりなどのコーラスを下げたいときはいいのですが、ギターやボーカルは、ちょと…と思っています。

なので、あまり深くないリバーブをかけようとしたのですが、今日のところは失敗でした。
もしかしたら、他に方法があるのかもしれませんね。

今回、新しいオーディオインターフェイスを使用してみて、今までのよりも好みの音でしたので、今後nanaでは、こちらをメインに使っていこうと思っています。

エフェクトの関係については、いろいろと試してみて、また記事にしてみようと思います。

それでは、また…

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