弾き語りおやじの独り言

DTMやスマホアプリ「nana」のことなど徒然に・・

カテゴリ:nana > 録音環境

いよいよ引っ越しが来週の月曜日に迫ってきました。
私は転勤族で、今回で15回目の転勤になり、もうすっかりと転勤にも引っ越しにも慣れているはずなのですが、何度やっても面倒です。(^_^;)
ここのところ15年くらいは、一カ所1〜2年で転勤していて、今回も1年でしたが、当初の予定通りといったところです。
こんな感じで、町から町へと歩く風来坊のようにですね。
長くても2年くらいになると新たな環境を求めてしまう体になってしまいました。

さて、昨日、オーディオインターフェイスの質問を頂いたので、今日は、iPhone用(iPad用)のオーディオインターフェイス選びについて書いてみます。 

まず最初に確認するのが、どんなことをやるためにオーディオインターフェイスを購入するかです。
それによって、選び方が変わってきます。

最初の選択肢が
マイク使用の有無です。

歌は歌わない
アコギのマイク録りをしない
など、マイクを使わず、エレキギター、ベース、キーボード等のライン入力しかしない場合
iRig HD
をお勧めします。
Line6のSonic Portもありますが、なぜかnanaで使うとモニター機能が働かないので、nanaで使用するのであれば選択肢から外れます。
それから、廉価版のiRigもありますが、ノイズなど音質を考えれば、デジタル入力できるHDを選択するのが賢明だと思います。
私もiRigを持っていますが、かなりノイズが入ります。

続いて
歌を歌う
アコギ等のマイク録りをする
などマイクを接続して使う場合
マイクプリアンプ内蔵のオーディオインターフェイスが必要です。

ここで、もう一つ
一度に何本のマイクを使用するかです。
ギターを弾きながらの弾き語りを録音するとか、一度に2本以上のマイクを使用する場合は、それに合わせて複数のマイクを接続することが出来るオーディオインターフェイスが必要です。
 ただし、マイクプリアンプの搭載数に比例して価格も上がるので、バンドの生録やドラムのマルチマイク録音をしない限りは、マイク入力×2で十分だと思います。

更に、キーボードやシンセサイザーをステレオで録音したい場合は、ライン入力×2が必要になります。
普通のオーディオインターフェイスであれば、マイク入力×2であればラインも兼用となっているのでOKです。
ただし、キーボード等のステレオ入力と同時にマイクで歌う場合は、さらに複数入力可能なオーディオインターフェイスが必要です。

最後に価格ですが、マイク入力が2つしかなくても十数万円するものもあり、ピンからキリまでです。
そこで、今回は、1〜2万円程度と初めて購入するのに妥当なところを紹介します。

それでは、まずマイクを1本しか接続しない場合です。
Forcusrite社の iTrack Solo 〜約1万5千円(税別)
http://www.h-resolution.com/Focusrite/iTrackSolo.html

Steinberg社のUR12 〜約1万円(税別)
http://japan.steinberg.net/jp/products/hardware/ur_series/ur12.html

あたりがお勧めです。
両機種とも、マイク入力×1とアナログ入力(エレキギター、ベース、キーボード等のモノラルのライン入力)×1を装備しています。

続いて、マイクを2本接続したい場合です。
Steinberg社のUR22 〜約1万5千円前後
メーカー公式未対応です。m(_ _)m

iPhone対応はUR12かUR242以上となります。
なぜUR22だけ対応していないのか理解に苦しみますね。

Roland社のDuo Capture EX(UA-22) 〜1万7千円前後
http://www.roland.co.jp/products/duo-capture_ex/

TASCAM社のUS-2×2 〜1万7千円前後
http://tascam.jp/product/us-2x2/

あたりがお勧めです。

ちなみに、私がiPhone用に使用しているのは、上に挙げているRoland社のDuo Captureです。
上記のオーディオインターフェイスはiPhone、iPadに接続できますが、当然PCでもMacにも接続できます。
それからパソコンで使用する場合、DAWソフトの廉価版が付属しているものもあります。
なお購入前にはメーカーのHP等の確認をお願いします。

今回紹介しました、オーディオインターフェイスは、どちらかというと入門用ですが、性能的には、マイクプリアンプの搭載数が少ないだけで、上位機種とあまり性能が変わらないものもあります。
ですので、この辺りを購入しておけば間違いはないと思います。

さて次回は、以前も記事にしたのですが、iPhoneにオーディオインターフェイスを接続して、PCの音源をnanaに録音する方法について、もう少し詳しく記事にしたいと思います。

それでは、また… 

とうとう12日後には、引っ越しをしなければならないのに、荷造りもせずにブログを更新しています。(^_^;)
とは言え、送別会や会議などが目白押しとなっているので、これから引っ越しが終わるまでは、ブログの更新も毎日は無理になるかもしれません。

さて、今日、ネットをチェックしていたら、ちょっと気になるオーディオインターフェイスの発売情報を入手しました。

Steinberg社のUR242という機材で、Steinbergは日本ではYAMAHA が代理店となっているというか、中身はYAMAHAみたいです。
http://japan.steinberg.net/jp/products/hardware/ur_series/lineup/ur242.html

何が気になるのかというと、このオーディオインターフェイスは、DSPといってコンプやイコライザー、リバーブなどの処理を内蔵チップで処理する機能が搭載されています。
そして、アンプシミュレーター機能も…
当然、ソフトだとギターを弾いてから音が出るまでに若干のタイムラグが出ますが、DSPを搭載していれば、ほぼタイムラグなしのリアルタイムで音を出すことが出来ます。

もちろんiOS対応のオーディオインターフェイスですので、nanaでも使えると思います。
※ 試していないので、あくまでも予想です。

そして、そのDSPのコントロールがiPadでコントロール出来るとのことでした。
※ アプリはiPadアプリだそうです。

つまり、iPadに接続して録音する時にイコライザーやコンプ、リバーブが自分の好きなように掛かり具合を調整することが出来るのです。
ただし、このコントロールソフトで調整した音がnanaで録音できるかは未知数ですので、あくまでも「気になる」レベルですが、是非試してみたいですね。

例えば、録音する時にイコライザーで低音をカットするだけで、少し抜けの良い音になります。
それから、nanaでは、エフェクター画面で掛かり具合が固定されたリバーブしか使えませんが、これが調整できるとしたら、これも自分の好みに合わせてリバーブ(いわゆるエコー)を掛けることが出来ます。

もう一つ、このコントロールソフトは、ミキサーの機能もあり、マイク入力が2チャンネル、ライン入力が2チャンネル可能ですから、例えば、ギターやピアノの弾き語りなんかで、楽器とボーカルの音を別々のマイクで一度に録音できるので、それぞれの音のバランスを調整した音をモノラルで出力すれば、今までとは比べものにならないクオリティーで、楽器の弾き語りを録音することが出来ます。

なので、このコントロールソフトがnanaで使えるものだとしたら、音の幅が一気に広がるので、買いかなと思っています。
値段も、予想では2万円程度とのことで、機能の割にはリーズナブルだと思います。

う~ん、本当に気になりますね。(^_^;)

それでは、また…

昨日の島村楽器からのメルマガに「ワンランク上のマイク選び」なる記事が載ってました。
http://info.shimamura.co.jp/digital/special/2015/03/36211

ワンランク上とは言いながら、初級用からスタジオユースまでのマイク10本のテスト記事でした。

テスト内容は、
女性ボーカル
サックス
バイオリン
ピアノ
アコギ
の音を録音したもので、souncloudの音源付きです。

それぞれ録音するものによって得手不得手があるみたいで、私的には、このマイクはアコギでは使えないな~とか、このマイク意外と抜ける音で録れるなといったことがチェックできました。

初級用としては、値段的にも
AUDIO TECHNICA AT4040

Blue Microphones BLUEBIRD
あたりがオススメですね。

BLUBIRDはボーカル(女性ボーカル用かな)は良い感じに録れそうですね。

ただし、アコギの音だと軽くなるので、その音が好きだという人以外はAT4040がオススメです。
ちなみに、私もnanaの投稿では、ほとんどAT4040を使っています。
ボーカルもアコギも普通に録れます。

もう1本のAKG C451Bも持っていますが、宅録では、アコギのパリッとした音が欲しい時にこのマイクを使っています。

あと他のマイクは、ちょっとお高いので手が出ませんが、
SHURE KSM44A/SL
が抜けが良くて好みの音でした。

ノイマンになるとちょっと高すぎて非現実的なマイクですね。(^_^;)

以前に、楽器屋のマイク担当の方にお話しを伺ったことがあるのですが、いくら高いマイクを使っても、マイクプリアンプが安物だと、マイクの性能は全然発揮できないとのことでした。

後は、ボーカルは一人一人声質が違うので、一概にこのマイクがオススメなんて言えないとのことでした。
選択方法としては、実際に色々なマイクで自分の声を聴いてみて選ぶのが一番良いとのことでした。

そんな意味から言っても、AT4040は、フラットな特性で録音した後にいじりやすい音で録れるので、私は重宝しています。
値段的にも、1本持っていて損はないマイクだと思います。

皆さんのマイク選びの参考にしていただけたらと思います。

それでは、また…

今日は、昨日に引き続き、ボーカルのマイクテストをする予定でしたが…全然上手く歌えなくて断念しました。
いくらテストとは言え、酷い歌は聴かせられませんので…m(_ _)m

よくよく考えれば、ボーカルのマイクテストは以前やっていますので、そちらで許してください。m(_ _)m
http://nana-hikigatarioyaji.blog.jp/archives/36047618.html
この音源は、ワンフレーズずつマイクを変えて録音していますので、コラボ一覧からそれぞれのサウンドを聴いて貰い、そのサウンドの最後のフレーズがタイトル名になっているマイクの録音となります。

このテストでは、
iPhone5の内蔵マイクと外部マイクとの比較
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクとの比較
メーカーの違いによる比較
が出来ると思います。

さて、以前お知らせした、nana非公式のユーザーライブのお話しですが、このライブ公式ブログが更新されていました。
http://ameblo.jp/amuse-live-nana/entry-11978254273.html
今回の記事は、出演バンドの紹介でした。

出演予定の7つのバンドの中の「Cancel」というバンドの紹介です。
このバンドは、以前紹介した中の⑤の「ゆきがやバンド」となります。
私は、お会いしたことのある人はいませんが、皆さん、普段nanaで良く見かけるユーザーさんですね。
Vocalのgunさん、GuitarのERIROCKさんは、nanaキャスにも出演されていたユーザーさんです。

また、Vocalの樋口さんは昨年のnanaの公式ライブイベントに出演されて、とても素敵な弾き語りをされていましたね。
今回は、弾き語りはしないのでしょうか?

そう言えば、上のマイクテストの過去記事でnalさんというユーザーさんをお気に入りと紹介していますが、今気付きましたが、このバンドメンバーのBassの方と同じ名前です。
同じ方なのでしょうか…偶然ですね。

この記事では、このバンドの練習風景や練習後の綿密な打ち合わせ風景?も紹介されていて、とても楽しい記事になっています。
nanaユーザーの方で、都内または、都内近郊の方であれば、確か無料でしたので、是非聴きに行かれてはどうでしょうか。


さて今日は、久しぶりに、お気に入りコラボを紹介します。
Ayanaさんの「Like A Virgin」です。
http://hibari.nana-music.com/w/player/00426803/
とてもしっかりと歌われていて、私好みのユーザーさんです。

私は、自分が投稿した伴奏のコラボ数はあまり気にしない方なのですが、
好きな曲で、まだ2~3人のユーザーさんしかコラボされていない伴奏は、
コラボしてもらうとちょっと嬉しいですね。(^_^)

それでは、また…

先日、使用するマイクによる録音の音の違いについてコメントをいただいたので、
今日は、私の持っているマイクの中から、普段使っている4本のマイクについて
録音テストをしてサウンドクラウドにアップしてみました。

録音方法は、自作PCに普段nanaの録音に使っているオーディオインターフェイス
Roland DUO CAPTURE EX
image
を接続してDAW(Cubase7.5)を起動して録音しました。

録音に使ったマイクは、全てコンデンサーマイクで
下の画像の右から
audio-technica AT2020
audio-technica AT4040
audio-technica AT4047/SV
AKG C451B
の4本です。
image
そして、今回は、アコスティックギターを録音してみました。
アコギは、Martin D41です。
image
まず、マイクによる録音レベルの違いですが、オーディオインターフェイスの録音レベルを同じにしてもマイクによって録音される音の大きさは変わります。
今回は、AT2020とAT4040の2種類のマイクの録音される音の大きさについて比べてみます。

両方の音源とも
ギターとマイクの距離
録音レベル
ギターを弾く大きさ
はほぼ同じになるようにしました。
…がギターを弾く大きさは人間がやっているので少しの違いはあります。

まずは、AT2020です。
/
次に、AT4040です。

マイクによって音の大きさというか音圧が違いますね。


続いて、音質の違いが分かるように、4本のマイクで録音したそれぞれの音をノーマライズして揃えてみました。
AT2020

AT4040

AT4047/SV

C451B


写真を見ていただけると分かりますが、C451Bだけは、それ以外の3種類のマイクと違って小口径のマイクとなっています。
これは、アコギとか楽器用のマイクとして使われています。

音質はそれぞれ個性がありますが、AT2020は現在ネットなどでは1本1万円以下で売られていて、他のマイクよりも廉価版となっているため、音質は極端に悪くはありませんが、他の3本と比べるとそれなりになってしまいます。
それは当然のことで、安いマイクと高いマイクが同じ音だったら、誰も高いマイクは買いません。

しかし録音の音というのは、マイクの性能だけではなく、マイクの信号を増幅するマイクプリアンプによっても変わります。
マイクプリアンプは、オーディオインターフェイスに内蔵されている機能で、オーディオインターフェイスの値段は、この内蔵されているマイクプリアンプの性能やアナログをデジタルに変換する性能、入出力数などによってピンからキリまであります。

入門用に売られているオーディオインターフェイスは、マイクプアンプの性能も値段なりで、高いマイクを買ってもオーディオインターフェイスに内蔵されているマイクプリアンプの性能が低ければ、マイクの性能は生かせないことになります。
つまり、マイクとマイクプリアンプのバランスが大切なのです。

それでは、このマイクプリアンプでどのくらい音が変わるのかをテストしてみました。
私は、ボーカル録りやアコギなんかでも主張したい音を録る時は、オーディオインターフェイスの内蔵されているマイクプリアンプを使わず、単体のマイクプリアンプを使用しています。
image
接続は、マイクとオーディオインターフェイスの間に、単体のマイクプリアンプをライン接続しています。
先ほどの安価なAT2020の音が
普段nanaで使っているオーディオインターフェイスのマイクプリアンプ
単体のマイクプリアンプ
とでどのくらい変わるのか聴いてみてください。

オーディオインターフェイス内蔵マイクプリアンプの音は先ほどの音量を揃えた方の音源です。
単体マイクプリアンプの音もノーマライズして揃えています。

まずは、オーディオインターフェイス内蔵マイクプリアンプです。

次に単体マイクプリです。


全然違いますよね。
ギターの音の艶というか倍音の鮮やかさ等、このくらい変わります。

それでは実際にどんなマイクを使えば良いのかということですが、何を録音するのかによっても変わりますし、実はボーカルとマイクの相性とかギターの音とマイクの相性もあります。
やはり予算内で選ぶことになりますので、その中で、できれば実際にマイクをテストしてから購入できたらいいと思います。
大体の楽器屋さんでしたら、店員さんにお願いしたらマイクテストさせてくれると思います。

もし東京都内に住まわれている方でしたら、渋谷にある池部楽器の6Fマイクコーナーが良いと思います。
http://www.ikebe-gakki.com/realshop/powerrec/
ボーカルブースがあって実際に自分の声に合うマイクを探すことが出来ますし、アコギも置いてあるのでアコギの音もマイクの違いを聞き比べることが出来ます。
先ほどの4本のマイクのうち3本のマイクは、このお店でマイクテストしてから買いました。

さて、次回はボーカル録り場合の音質の違いついて同じようにテストしてみたいと思います。

それでは、また…

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